2015年5月26日火曜日

聖霊降臨祭を覚えて

私たちは聖霊降臨祭(ペンテコステ)を迎えました。ペンテコステは、キリスト教における3つの大切な祝祭日です。
なぜだか日本においては、クリスマス、イースターに比べてあまりそれが馴染んでいないように思います。きっと千葉にある国の影響とは思いますが。

何故聖霊降臨祭を大切な祝祭日として守られているかと言うならば、イエス様の弁護者として、聖霊が私たち一人ひとりの上に注がれたからというのが一つの理由でしょう。
本来であれば、福音は、神様ご自身、イエス様ご自身によって語られる方が好ましいのです。けれども、イエス様は、神様の御許に昇って行かれました。

では、誰から私たちは、福音を聴くのか。それは、私たち自身で互いに伝え合うのです。そして、それは勝手な私たちの思いではなく、私たち一人ひとりに注がれた聖霊が語り出すのです。

聖霊降臨の出来事の際、弟子たちが、イスラエルに礼拝をするために上って来た多くの他国に住むユダヤ人たちの言葉で話しだして人々は驚いていますが、彼らは無学であったはずです。しかしながら、聖霊が彼らに宿ったとき、多くのユダヤ人にも分かる言葉で、福音は届けられたのです。

そして、私たちもイエス様が話していたアラム語ではなく、日本語で福音を聴く者とされています。これは、ただ単に日本語に翻訳されたからだけではありません。神様の福音をすべての人々に宣べ伝えるために与えられた召しに依るものでしょう。

私たちが宣べ伝えることは、すべてイエス様から命じられ、与えられている福音です。ペンテコステをもって、そのことが世界中に知らされていきました。この東天紅は2000年間毎朝世界中の教会からも鳴っていました。
私たちは、これからもここから暁に鳴り響く鶏鳴のように、新しい命の在り方を与えられている恵みを力強く宣べ伝えてまいりましょう。